少年 / 浅川マキ

2小節のメロディがほとんど変わらぬまま繰り返され呟きのような歌詞を載せて延々と続く感じ。
漢字遣い等うろ覚えだけれど、こんな歌詞。

夕暮れの風が頬を撫でる いつもの店に行くのさ 仲のいい友達も少しはできて そう捨てたもんじゃない
さして大きな出来事もなく あの人はいつだって優しいよ どこで暮らしても同じだろうと 私は思っているのさ
なのにどうしてか知らない こんなに切なくなって 街で一番高い丘へ駆けて行く頃は 本当に哭きたいくらいだよ
真っ赤な夕日に船が出てゆく 私の心に何が在る

かつて、五木寛之との対談で以下のような場面があったらしい。

五木:いま、あなたが歌っている中で、ご自分で一番好きな歌というと何ですか。
浅川:…そうですね…新しく書いたっていうか…今度うたう歌…ですね。
五木:それはいい。今までのレパートリーからあれとかこれとかいうのより、今度のっていうのは面白い。
浅川:…タイトルが「少年」っていうんです…。